Ouroboros Garden

十七夜01 – 超音波でふにゃふにゃびろーんの巻(2009.10.23)

time 2016/08/24

十七夜01 – 超音波でふにゃふにゃびろーんの巻(2009.10.23)
十七夜01 – 超音波でふにゃふにゃびろーんの巻(2009.10.23)
というわけで宴もたけなわ17日目。いよいよ主催者の1人であるサエキ
けんぞう氏の出演でございます。今宵は若手バンド「Boogie the マッハ
モータース」とのコラボであの「ハルメンズ」の名曲の数々を再演する
とのことで、否が応でも高まる期待に始まる前からニヤニヤしっぱなし。

<LIVE STAGE>
・サエキけんぞう& Boogie the マッハモーターズ
・ロマンポルシェ。
・明和電機
・DJ : ギュウゾウ(電撃ネットワーク)

<BAR STAGE>
・ダークナースZERO
・バニラビーンズ
・Saori@destiny
・ディアステージ・オールスターズ(from 秋葉原)


まずは「Boogie the マッハモータース」から。



サエキさんが入らないノーマルバージョンのマッハモータース、という
ことで、正直全然知らないしそれほど期待してなかったわけなんですが
実際演奏が始まってみたら何とまあ、ピコピコしてるわラウドだわ演奏
上手いわ全員キャラは立ってるわ(ここ重要)非常にカッコイイじゃー
ありませんか!イイよ彼ら。すげーイイっす!あたいのハート鷲づかみ!

サエキさん曰く「完全にニューウェイヴ志向なんだけど、如何せん当時
まだ生まれてなかった世代なので何だかヘンな誤解をしており、それが
絶妙にイイ味を醸し出している」とのことなんですが、あー、なんだか
思い当たるフシあるなあ。80年代のカルチャーに異様に惹かれつつも
物心ついた頃には既に90年代に突入しており、他人から白い目で見られ
つつも世間に漂う「過去の残滓」を掻き集め、脳内に「妄想の80’s」を
作り上げることしかできなかった己の青春時代を思い出してみたり(笑)
POLYSICSなんかもそのクチなんだろうけど、やっぱ昭和50年代以降に
生まれたニューウェイヴ好きってどこか「歪」で「壊れモノ」ですよね。
極端なアコガレと誤解で現実がコーティングされた挙げ句妄想とリアル
の境界線がスポンと抜け落ちているという、ちょっとマジもんの「病」
チックな精神状況。本当に困ったものです。だがそれがいい。

ともあれ全く意図しない所でこーいうガッと襟首つかんでくるバンドに
出会えるというのも、この手のイベントならではだよなあ。儲け儲け。

と、場の空気が盛り上がってきたところでいよいよサエキさん登板。
ハルメンズですよ!パール兄弟でもクラブジュテームでもなく、
 あ の ハ ル メ ン ズ で す よ 、 奥 さ ん!



ああああああああもう、この喜び、誰と分かち合えば良いのかしら?
そりゃCDでは聴きましたよ。聴き過ぎてほぼ全曲ソラで歌えますよ。
でもいくらCDを聴き込んだところで結局のところ、実際にはもはや
そこに居ない対象を、データを集める事で脳内に再構築しているだけ
なんだよね。体感しているわけじゃない。まあ、ミュージシャンなん
だし音楽が残ればそれでいいじゃないかという意見もあるでしょうが、
やはりハルメンズの様な「1つの時代を象徴する」ようなバンドだと
その時代特有の空気感まで引っ括めて「肌で感じたい」わけですよ。
それが「無い物ねだり」だということは重々承知なんだけど、でも
見たい。出来る事ならばタイムスリップしたい。延々と妄想し続けた
あの時代のあの空気を、リアルで呼吸してみたい。

とか、ずーっと思い続けていたのですが、ついに来ましたよコレ。

2009年現在、己の眼前でサエキさんがハルメンズの曲を歌っている。
昆虫軍を。電車にGOを。レーダーマンを。ふにゃふにゃサイボーグを。
そりゃサエキさん以外のメンバーはいないわけで、決してハルメンズ
再結成ではないし当時の空気感そのままというわけでもないのだけど、
やはりハルメンズのエッセンスとしての「サエキボーカル」をリアルで
体験できるというのはNW者として本当に贅沢というか感無量というか
もう、アレです。滂沱です。兵庫に骨を埋めないで本当にヨカッタ。

当時はシンセが全てモノラルだったためライブでは再現できなかった
上野耕路氏の楽曲をようやくライブで演れる時代になった、とのこと
で、サエキさん的にもハルメンズでやり残した想いを昇華できて感慨
深かったたのではないでしょうか。東京ロッカーズ以降における日本
のニューウェイヴの1つの潮流を作ったバンドという「価値」を全く
別にしても、サエキさん自身にとってハルメンズというグループは
やはりかけがえのない存在なのだろうなあ、とか勝手に思ってみたり。
サエキさんの「独特のアレンジまで忠実にコピーしてくれて、まるで
この場に上野君がいるかのようです」という言葉にはちょっとグッと
来ちゃいました。色々あったらしいけど再結成してくれないかなあ。

余談ですが、帰りに新宿駅で「昆虫軍」聴いてたら周囲の風景が余りに
ハマり過ぎで何だかPVを見てるみたいでした。全然古びない曲だこと。

                           つづく。

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PROFILE

Daisuke Nakamaru

Daisuke Nakamaru

映画と書物とマンガと音楽を盲愛する何だか物凄くダメな感じの40代。特技は現実逃避、趣味は被害妄想。将来の夢は町の小さなお花屋さん。裏返ったペシミストなのでキレイゴトが好きです。 [詳細]

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