Ouroboros Garden

第十二夜 – まるで健康のように立つの巻(2009.10.17)

time 2016/08/24

第十二夜 – まるで健康のように立つの巻(2009.10.17)
第十二夜 – まるで健康のように立つの巻(2009.10.17)
本日は「ヒカシュー」に「Demi Semi Quaver」という、10年前の
「Drive to 2000」にも参加した老舗バンド2つに加え、若手テクノ
ユニット「FLOPPY」という変則的な組み合わせでございました。
しかしまた何故にこの組み合わせになったんだろうか?

<LIVE STAGE>
・Demi Semi Quaver
・FLOPPY
・ヒカシュー

<BAR STAGE>
・CDR
・KAZUMA KUBOTA
・ABARENBOW TENG
・MARUOSA
・PUNSUCA

てなわけで本日のお目当て01「Demi Semi Quaver」


Demi Semi Quaverもずいぶんとキャリアの長いバンドなんですけど、
実のところTVなどで見たりした程度で、ほとんど聴いた事なかったん
ですよね。Drive to 2000でも結局見逃してしまったし。てなわけで
初・生デミセミ。ボーカルのエミ・エレオノーラ様(音楽芸者)自身
は活動範囲が広いせいかあちこちで聴いたり見かけたりしてはいたん
ですけど、やっぱキャラ立ってますねこの方。ドラァグクイーンばり
のシュールな出で立ちにニナ・ハーゲンとかあの辺りの匂いを感じる
圧倒的なアバズレボイス(褒め言葉)。カッコいい!演奏自体も最初
はもっとラフなものをイメージしていたのだけど、その実かなり練り
込まれていて、独特な世界観というかDemi Semi Quaver的な空気感
を的確に作り出しておりました。

そういやパーカッションの「スティーヴ・エトウ」さんってどっかで
聞いた事あるなーと思ったら「爆風銃」→「PINK」だった。ああっ!
見れば他のメンバーも結構物凄い経歴の人達ばっかりで、己の知識の
浅さを呪うばかり。そりゃまあ、これだけの才能集めてこれだけの事
やってりゃ20年続くわな。未見の面白い物って沢山あるもんですね。


お次はテクノポップ/ニューウェイブの新星「FLOPPY」。


ピコピコ全開なサウンドに、これでもかという程ハイテック(笑)な
出で立ち。テクノ心をくすぐるガジェットの数々、80年代育ちを狙い
撃ちするかの様なファミコンネタ。これだけてんこ盛りなのにも拘らず
微塵も食指が動かなかったのは何故だろう?うーん。確かに「若いのに
頑張ってるなあ」とは思うのだけど、如何せん「フツー」なんだよね。
いくら音色を増やしてピコピコ三昧にしようとスタイルをサイバーな
感じにしようと、音楽である以上、最終的には「楽曲として面白いか
面白く無いか」になってしまうわけで、自分的にはちょっと音楽的な
ケレン味が足りなかった気がします。まあ、デミセミの直後に見たと
いうのも原因の1つなんだけどさ。3日目の「東京ゲリラ・ナイト」
あたりに出演していればまた違った視点で見れたのかもしれないけど、
出た日が悪かった。デミセミとヒカシューに挟まれていれば、そりゃ
こっちも「聴くモード」が違っちゃいますって。

というわけでFLOPPYには悪いのだけど、しばしBARステージに移動
して一服。まったりしようと思った矢先に始まったのがPUNSUCA。



グローブシンセとトリガーパーカッションがメイン機材という、この
アングラかつ時代錯誤な感覚。これこれ。こーいうテイストですよ!
何というか、DJイベントなんかでもそうなんだけど、タテノリ志向で
踊らせる気満々の楽曲よりこーいう「変化球」というか「飛び道具」
的なアレの方が俄然面白く感じてしまうのだよね。直球で「踊れー!」
みたいなのがちょい気恥ずかしいお年頃なのよ。放っといてよ!てか
そもそも「ニューウェイヴ」の精神ってそーいうもんじゃないのかっ!
とコメカミに血管を浮かべて力説してみても、結局のところ己の嗜好
のマイノリティ具合を際立たせるだけだったりするのが悲しいですね。
イロモノ好きっていうなああー!(cv : 新谷良子)

しばらくBARでダラりと過ごした後ヒカシューの場所取りをするべく
LIVEステージに戻ると、ちょうどFLOPPYのカバーによる「パイク」
が始まったところだった。うはは。ひどいなこりゃ(笑)個人的には
こーいう原曲レイプ的な「台無し感」って決してキライじゃないです。
カバーの醍醐味って、結局「原曲をどこまでブチ壊すか」だものね。
本人の前でよくやった。ちょっとだけFLOPPYが好きになりました。

ちなみにFLOPPY終了後にファン達が大挙して帰っていったのだけど
そりゃーちょっとMOTTAINAIんじゃないかしら?とか思ったり。
だって、ヒカシューですよ?本日のメインですよ?君らがさっきまで
踊り狂ってた曲の元ネタですよ?他人の嗜好だからとやかく言いたか
ないんだけど、自分としては「ラーメン食べてチャーシュー残してる」
的な不可解さを覚えた次第。まあ、おかげさまで人口密度が一気に
減少して最前列近くまで行けたわけで、自分としては万々歳だったの
だけどね。でもなんか複雑(笑)

ともあれ本日のメインイベント「ヒカシュー」で御座居ます。



ヒカシューは精力的にライブ活動を続けていることもあってこれまで
何度か見てはいるのだけど、やはりこの会場で見ると感慨もひとしお
ですね。Drive to 2000の時はサックスの野本さんもいたなあ、とか
色々思い出しました。今回はイノヤマランドが参加せずちょっと残念。

と、そんなこんなでライブが開演。1曲目は「生きること」。ヤバい
面白すぎる!相変わらずケレン味の塊ですな。しかも演奏が凄い重厚
だわグルーヴ感バキバキだわ、巻上さんの動きも妙に切れがあって
何だかシャキシャキしてるわと、完全に「やる気モード全開」な感じ。
やはりDrive to 80’sから2010まで全出演を果たしている数少ない
バンドの1つであるだけに、彼らにとっても今回の出演には感慨深い
ものがあるのだろうなあ。中高生にゃこのカッコ良さは理解できまい。

本日は「レトリックス&ロジックス」「プヨプヨ」といった初期の
曲から、さらに「うわさの人類」「びろびろ」といったライブの
定番まで大棚ざらい一挙公開!うう嬉しい…けど身体が持ちません!
そして「パイク」!やっぱ本家は格段に良いなあ。やはりこの曲は
ヒカシューじゃなきゃイケマセン。ヒカシューというと巻上さんの
キャラばかりに目が行きがちだけど、やはりメンバー全員あっての
「ヒカシューの音楽」なのだよなと再認識。まあ「当たり前のこと」
なんですけど、曲順も何も決めずにステージに出てきて、その場で
ひょいと決めた演奏曲をいきなりカッチリ合わせられるバンドって
なかなか無いですよ。結成30年の歴史を感じさせる関係性だよなー。
プヨプヨにおける三田超人氏の小芝居も相変わらず良かったですw

そんな感じで12日目も無事終了。

とりあえず今日から5日間は休み無しです。楽しみだけど、キツい!
てか誰か11/5の純ちゃん一緒に行こうよー。キノコホテルも出るよ。

コメント

2009年10月18日 06:39
毎度のレポート御苦労様です。結構貴重だと思います。

巻上公一を見る度、劇団ひとりを思い浮かべてしまうのですが、間違ってますかね?

2009年10月18日 14:04
PUNSUCAです、ありがとうございました。

maru 2009年10月18日 15:29
ありがとうございます。もはや日記というより備忘録なんですけどね。
最近は年齢のせいか何事もいちいち書いておかないと記憶がどんどん
薄れて忘却の彼方へと霧散してしまいます。年齢というか、これって
軽く記憶障害なんじゃなかろうか。メメント的な。

劇団ひとり、確かに同系列の顔立ちですね。遡ると同じDNAに辿り着く
のかもしれません。とりわけ鼻の穴あたりが。まあ、平沢進と山本譲二
(もしくは周富徳)の相似性みたいなものでしょう(笑)


maru 2009年10月18日 15:37
コメントありがとうございます。昨日のライブでケラさんも褒めて
おられましたよ。今回はライブ時間の都合であまりゆっくり見られ
なかったので、機会があったら是非また拝見したいと思います。
頑張って下さいね

maru 2009年10月18日 23:34
あれ?コメントが消えている???
やー、デミセミ良かったですよ。フランクな感じがステキでした。
当時PINKとは結構接点あったんですね。デビュー時のライブとか
見てみたかったです。
ちなみにライブ終了後エミさん自ら物販コーナーでTシャツとCD
売ってましたフランク過ぎ!(でもそこが良いところ)

2009年10月19日 07:28
エミさん、あのまんまだからね。フランクっていうかさ。なんか、
オーバーなボディーランゲージの人でしたよ。色々と当時、都内の
ライブハウスでブッキングであったんですよ。ほら見た目がさ。
あるじゃないあれと。有機○○○とかね。音違うんだけど、一緒の
くくりみたいな。ビジュアルのカテゴライズっていつも強引だし、
そうしてできたジャンルを音で特徴を示すの困難だね、グラムとかも。
姿勢でくくるとニューウェーブは最たるもの、イロイロありすぎんだもの。

いやはや、まだ続けておられて関心です。何か聞きやすくもなってる。
僕が知っていた時代の音、何かボーカルは「ハナモゲラ語」みたいな
カンジだったし….。

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PROFILE

Daisuke Nakamaru

Daisuke Nakamaru

映画と書物とマンガと音楽を盲愛する何だか物凄くダメな感じの40代。特技は現実逃避、趣味は被害妄想。将来の夢は町の小さなお花屋さん。裏返ったペシミストなのでキレイゴトが好きです。 [詳細]

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